キンチョーして汗で撥がすべったよ

今日は三味線の浴衣浚いだった。新宿荒木町の邦楽バーを借り切って、カルチャーセンターの生徒たち(=私)も、先生のお宅に通っている内弟子たちも、一門そろって浴衣を着て集って、それぞれの曲を弾くのだ。

私の曲は菖蒲浴衣(あやめゆかた 浴衣の宣伝ソングなんだそうだ)なんだけど、もう何ヶ月も前にはじめた曲なのに、夏の暑い時に練習をサボっていたせいで、ちっとも上手に弾けない。
練習している時に通りがかったGにまで、「そんなんで大丈夫なの?」と言われてしまうくらいのモタツキよう。(だって、途中で調弦しての転調が2回もあって、最後はじゃかじゃか早弾きでかき鳴らすし、とっても難しい曲なのだよ!)
せめて発表会前の週は、毎晩練習しようと思ってもかなわず、よし、今日は朝昼夜と練習するぞ!と決意したのが前日。学生時代以来の、一夜漬け勝負じゃー。
それが、前日にとんでもないことに気がついた。当日は舞台に座って演奏するんだけど、ナント正座が1曲分持たない。長唄は1曲が長くて、この菖蒲浴衣も1回弾くと15分もかかるのだ。曲が半分くらいのところで正座している足が痛くなって、もう気もそぞろになってしまう…。

それでも何とか無事に弾き終わって、終わって先生も生徒も入り混じっての打ち上げしちゃえばいい思い出。いろんな浴衣の人が20人近くもずらりと集まって、見ているだけで楽しかったよ。

次は正座の練習しなくっては…。