たちって自分もか

薄味料理は酒に合わんと言うおネエ様も

私はとっくに辞めてしまった新卒で入った会社に、まだしぶとく残っている同期の女性達が帰国祝いの会をしてくれるという。湯葉料理の専門店の、個室を取ってくれた。
ちょっと遅れちゃったので焦って小走りで行って、その個室のふすまをがらりと開ける。いっせいに振り返ったおネエ様がたの迫力に、どっきり。長いOL生活で揉まれまくり、擦り切れるどころかハガネのようにたくましくなったその表情と振る舞い…。
よく考えたら私も充分その仲間に入るんだけどね。若い男の子の部下の扱いに苦労しているというMs.Yの、いちいち諭すような喋り方にけっこうカチンときたんだけど、私もあんな風に喋ってるのかな。やだな。