こうして見るとあんまり上手じゃないな

仕事がふっと一区切りしたので、キモノ着ておばあちゃんの所に行くことにした。朝から半襟付けなんかしてるのに、天気予報では午後やむはずの雨がなかなかやまない。3時に出ようと2時くらいから着付け始めたけれども、まだやまない。中古で買った琉球絣を見せたかったんだけど、(本音はチョイ短い裄の処理を教わりたかったんだど)、シルクが雨で濡れたらイヤなので楽天で買った安い木綿に着替える。自分ひとりで〆られる唯一の楽天最安値のぺらぺら帯が、今日に限ってうまく決まらず、汗だくでやり直しているうちに雨が上がった。
でももう一度帯解いて着物脱いで絣を着る気になれずに木綿で外出。途中自転車に跳ね上がられそうになったり電車で押されたりしながら、どうにかおばあちゃんの所に到着。色々直されるかな、と思っていたのに「まあまあじゃない」のお言葉でお直しは無し。今日はちょっと元気が無かったみたい。
それでも、帯が〜と嘆く私に、帯枕を乗せたら、壁に背中をぎゅーと押し付けて帯枕を押さえながら前で結ぶのよ。などと、着付け教室の先生からも、ネットでも出てこないテクを教わる。家に帰ってやってみたら、本当に上手にできた。壁が汚れてたら帯が汚れちゃうけど…。
楽天の安帯を見て、今の帯って幅が広いのねーとおばあちゃんびっくりしてた。だからお太鼓も、昔の帯に較べてずいぶん幅広にできているんだとか。そんなもんなのかな。
行く時は自分の着付けに自信が無くって、電車の中で誰かに「それじゃあ変だわ」とか「直してあげる」とか声かけられるんじゃないかとヒヤヒヤしてたんだけど、帰りはおばあちゃんのお墨付きを貰って、堂々と帰ってきた。現金なもんです。

ところで、タイトルの初見参だけど、「はつけんざん」だと思って入力しても出ない。変だなと思って調べたら、ういげんざんと発音するんだね。知らなかった。