3週間は車に居ろと

凍傷防止の手足のマッサージも忘れずに

つけっ放しにしているCNNでは最近ずっと、山に車で行って雪にはまって動けなくなった事故のニュースをやっている。ある男の人は2週間車の中で生き延びて救助されて、1週間車に閉じ込められていた家族4人は、お父さんが助けを求めに出て遭難して亡くなって、お母さんと小さな娘二人は救助された。
家族4人のニュースは、母娘を発見・救助、ひとりで救助を求めに行った父を捜索中、父が残したズボンを発見・自分の居場所を示す道しるべか…。と次々中継されて、こちらもオロオロ。ニュースのたびに家族の写真やビデオが流れる。朝起きてインターネットニュースにmissing dad found dead(不明の父遺体で発見)の記事を見た時には、あんな幸せそうな家族のお父さんが…と思わず泣いてしまった。
http://www.cnn.com/2006/US/12/07/missing.family/index.html

番組はそれでは終わらずに、遭難の体験者や救助の専門家が次々に出てきて色んなことを言っている。

雪山で遭難した時には、
1.シェルター無しでは3時間
2.水無しでは3日間
3.食料無しでは3週間
生き延びる事ができるそうで。これを覚えておいて、自分がそういう状況に置かれたとき、どういう行動を取るか考えましょうだって。
http://www.cnn.com/CNN/Programs/anderson.cooper.360/blog/2006/12/wilderness-survival-rule-of-threes_07.html

14年前の同様の事故は、Snowboundという映画になったそうで。このとき遭難した夫婦もCNNに出ていたけど、今は離婚しちゃったそうです。
Snowbound [VHS] [Import]

山で雪にはまったら3週間は自分で何とかする覚悟をしなきゃいけないのも、ヒーローになった夫婦が離婚しても並んでテレビのインタビューに登場するのも、極めてアメリカ的だなあと思ってしまうのは、私の偏見かな。