三味線(イメージ)。現実は遠い

去年着付け教室に行ったから、今年も着物を着てできるお稽古を何かしたいなーと思って長唄三味線教室の見学に行ってきた。だけど、先生も生徒も、着物の人は一人もいなかったよ。
生まれて初めて触った三味線だったけど、1時間でさくらさくらと荒城の月をマスター。ピアノもギターもやったことあるし、音階ユニゾンで弾くくらいならすぐできるようになった。問題はここから先だ。

お教室は2週間にいっぺんなので気楽だし、続けて通ってみたいなあと思うけど、懸案は家で練習せずに2週間も空いたらすぐに忘れちゃうだろうなあってこと。かといってすぐにマイ三味線を買うほどの気持ちの高ぶりようでもない。ためしにYahoo!オークションで見たけれど、安いUSED品もたくさん出ているけどそういうのは全部皮が破れているし。オークションで安く手に入れても皮の張替えに出したら、結局新品を買うのと同じくらいになりそう。

その三味線教室は、先生たち(家元+アシスタント)に生徒が一人欠席で出席一人というこじんまりした所帯だった。だから私もマンツーマン。見学のつもりだったのが、専用の三味線をはいどうぞ、と与えられて、ずうっと教えてもらって申し訳なくなっちゃうくらい。同じビルのゴスペル教室は満員の大賑わいだったけど、着付けにしろ三味線にしろ、死にゆく日本の伝統を、何で今頃になって習おうと思うんだろうなあ、私。もしかして同様に死にかかってるのかしら? 私の心かカラダ。