双眼鏡で1時間探してもクジラ出ず

ふと思い出した。ほんの1週間前の今日は、知床半島羅臼でホエールウォッチングのボートに乗ってたんだなあ。まるで1ヶ月も前のことのようだ。
わざわざボートに乗るために山を越えて行った羅臼は天気が悪くって、船はゴムマリのように揺れるし、舞い上がる波でぐっしょり濡れるし、結局クジラは居ないし、ちょっとがっかりのツアーであった。
沖から一時間かけて戻る船の上で、転ばないように仁王立ちになりながら(満員だったので椅子なんて無かった)、船酔いになったらどうしようと気が気じゃ無かったよ。
船から下りてもまだぐわんぐわん揺れているような状態だったけど、地元の人に教えてもらって行ったおすし屋さんのお寿司のおいしかったこと。あまりにうまいうまいと食べていたせいか、小さな金目の煮付けまでサービスで出してくれた。薄味のだしに魚のうまみが出ていて、とろけるようだった。

このおすし屋さんが知床旅行ベストワンかな。ウニといくらとカニに食傷とか言いながら、おいしいものはやっぱり美味しく食べられた。ホテルでこれでもかと出てくる、みかけだけ豪華な料理とは段違いだったな。
他に思い出といえば、ホテルの屋上の露天風呂に入っている時に、すぐ上をヘリコプターが飛んでったことと、帰りに寄った網走刑務所博物館だ。刑務所、予想通りに面白かったよ。網走の人たちは、観光客は網走というと刑務所だと思っているとちょっと不満そうだったけどね。




明治時代から昭和50年代まで使っていた本物の刑務所の中に、囚人の人形が置いてある。とってもシュールだった。