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玄関のチャイムが鳴ったので、てっきり待っていた荷物が宅急便で届いたんだと思って、はんこを握り締めてドアをばっと開けた。そうしたらナント、キラキラと目を輝かせながらそこに立っていたのは、宗教活動に身を捧げている二人の女の人たちだった。パンフレットを握り締めて、「神様が…」とか、「信仰は…」とか一気に話し始める。
う、やば…。と思った私は、首を横に振りながら、アイムソーリー、アイドントスピークジャパナニーズ（＝日本語わかりませーん）と、思いっきり日本語アクセントの英語で言ってみた。
一瞬の沈黙…。やった！と思った次の瞬間、
「クリスチャンですか？　私たちはXXXという宗派です」とひとりが英語で言い始めてビックリした。オー、ユースピークイングリッシュ？と私が苦笑しながら言うと、英語はそこまでだったらしく、プリーズと英語のパンフレットを渡された。あとは無言だったので、にっこり笑ってドアを閉めた。
びっくりしたな、もう。