おしん→歌麿→和紙アート

ポーランドのMolaちゃんから、クリスマス前に送るねと言われていたカードがやっと届いた。楽しみにしてたんだけど、時間がかかるものなんだなあ。開けてちょっとびっくり。なんと日本でもとんとお目にかかれなくなった門松のデザインなのだ。

彼女はポーランドで和紙を使ったペーパークラフトをしているアーチストで、人形の作品なんかは、表情も風情も最近の日本人はもうめったにしないようなものばかり。日本に一度も来たことが無くて、もちろん日本語も話せない彼女がよくこういうものを作るなあと感心してしまうよ。

彼女が日本文化に興味を持ったきっかけは、子どもの頃に見たTVドラマの「おしん」なんだそうだ。マンガとかアニメって言う人は多いけど、「
おしん」とは…。美術大学で勉強中に浮世絵に触れて、そのころ偶然見た和紙の美しさにビックリして、折り紙や人形作りに夢中になって、というストーリーは、聞いているだけで面白いんだけど、彼女が和紙人形を作るときの表情やポーズの参考にしているのは歌麿なんだそうだ。ちなみに、日本の折り紙作家で一番注目しているのは、布施知子さんなんだそうです。
へえー。
なんでそんなに泡のワインが好きなの?とヨーロッパ人に聞かれてもここまでは答えられないなあ。

おしん 完全版 少女編 [DVD]おしん、私はこの有名な川の場面以外知らないのだ。日本好き外国人とコミュニケーションするなら、もしかしたら必見かな。