ニッポンの春の匂い

花粉症のGには辛い季節

最近、ぽけっと上を向いて歩いている。並木の枝に芽が出てきてるのをいちいち確認しているからだ。こんなに寒くて、ホントにまた咲くのかいな、と思っていた近所の桜の木にも、ちゃんと芽が出てきた。甘い香りが漂ってきて、ふっと視線を落とすと、沈丁花のピンクの方が咲きかけている。白い沈丁花はまだ咲いていない。そういえば、赤が先で、白があとから咲くんだった。
突然どっかーんと大ぶりの木蓮が咲き出すニューヨークの春もよかったけど、こんなふうに繊細にじわじわとやってくる方が、やっぱりいい。日本の春、3年ぶりだー。