ニューヨークちょっぴり恋し:トニー賞の思ひ出

チケット買えば一般客でも入れるのだ

またまた地中海クルーズだっなどと言っておきながら、週末のBSNHKでやっていたニューヨーク特集は、バカアナウンサーが知ったふうを言うとか、また大げさな言い回しでなどと揶揄しながらもしっかりと見てしまった。
特に懐かしかったのはトニー賞の授賞式の中継。これ、ご招待のおこぼれで(要するに偉い人が行けなくなったので、席が回ってきた)行ったんだよねー。ブラックタイのフォーマルで、女性はイブニングドレス着用。美容院で髪をセットして、リムジンも手配して、張り込みましたとも、はい。席は前から数えて何番目くらいの、すごくいい場所だった。真ん中は候補者たちがずらーと座っているので、端っこだったけどね。
その当時(2003年)賞総なめだったHair Sprayの一団がすぐそこにいて、プレゼンテーターには電動車椅子でクリストファーリーブ(もう故人)が出てきたりして。タイムズスクエア前でライブしていたビリー・ジョエルが、歌い終わったかと思ったら魔法のように目の前に現れた演出も、すごくかっこよかった。
また行きタイーなんて言って、それはトニー賞の授賞式に行きたいのか、ミュージカルを見に行きたいのか…。行ったら行ったでご飯がまずいとか街が汚いとか文句ばっかり言うのは目に見えているんだけど。あと、ホテルは高いだろうしねえ。
それにしてもトニー賞、あの頃は着られなかったけど着物で行ったらどんなに良かったか。冷房がんがんの会場にイブニングドレスは本当につらかったよ。日本から直輸入のホカロンたくさん入れてたけどね。
1階の観客がトイレで席を立つと、会場の席の空きがテレビに映ってしまうので、会場の脇ではドレスを着た「代理着席要員」が待機していたのも面白かった。(次のコマーシャルまで待って席にはまた帰れたけど) だから私は席を譲らなくていいよう、数時間の授賞式の間必死でトイレを我慢。寒いしその前にパーティーシャンパンなど飲んでいたけれど、何とか全部乗り切ったよ。