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つるはだいぶ伸びてきたけれど、ゴーヤの成長は去年より1週間は遅い感じ。1年前の今日に、ゴーヤの初収穫をしているけれど、今年は一番大きいのが今やっと5ｃｍ。沖縄の黒いぼ胡瓜、赤毛瓜（アカモゥイ ）は、成長しないままのも多い。受粉していないのかな…。

ゴーヤはスローペースだけど、ノウセンカズラは今年もぶわっと花をつけた。ノウセンカズラは花がぽろっと落ちてしまうのでなかなか難しいのだけど、慎重に枝を切って、咲いたよーとおばあちゃん(96)の所に持っていく。この木はずいぶん前におばあちゃんから苗で貰ったものなのだ。おばあちゃんは「あら、よく咲いたわねー」と嬉しそう。聞けば、このノウセンカズラはもともとは、公園に落ちていた枝を拾ってきて、挿し木して育てたものだという。今は我が家の網戸に絡み付いて3メートルにはなっている大木だ。明治女の園芸気質ってなんてリーズナブルなんでしょう。

おばあちゃんの拾ってきた園芸シリーズには、他にはツバキってのもあって、これはおばあちゃんが自分で丹精していて小枝から２ｍくらいまでずいぶん大きく育てていた。おばあちゃんちに行くたびに、ツバキの成長ぶりを見せられたものだ。でも、おばあちゃんが入院している間にいとこたちが水遣りを忘れたらしく、枯れてしまったという。
ツバキが枯れちゃったーと嘆くおばあちゃんの手紙は、当時アメリカにいた私の所にまで届いた。そのあまりの嘆きようは、読んでいた私とちょうどその場にいた人たちみんながげらげら笑ってしまうくらい、真剣で深刻だったよ。おばあちゃん、笑っちゃってごめん。ノウセンカズラには水遣り忘れないようにするから。