花火かぶりつきの特等席だった

午後新橋で打ち合わせが終わったら、横浜のオフィスにすごくいい場所があるから、今から行こうと誘われた。何かと思ったら今日は横浜の花火大会だそうで。
私だけだったら遠いシー、と尻込みしたけど、昨日サンフランシスコからついたばかりのシェリンが居たので、ちょうどいい観光ガイドになるねとみんなで行くことにする。

花火は横浜馬車道の6階のオフィスのまん前に打ちあがって、港のライトもすごくきれいで、特等席でVIP気分でよかったんだけど、マイったのは道路の人ごみ。横浜駅を過ぎる頃から電車も改札も激混みで、ビール買って行こうとコンビニに入れば、店内にレジを待つ人がとぐろを巻いている。何とか食糧を買い込んで表に出ると、人、人、人でぎっしりで、まるで朝のラッシュのホームのようでちっとも進まない。

けれども周りは浴衣の男女も多くて、男の子なんて暑さのあまり袖を肩の上まで捲り上げちゃったりしてるのがご愛嬌だったけど、シェリンは花火より浴衣の日本人を見ることほうが珍しい、と喜んでいた。
そこで始まったのが帯の判定会。どうしてキチンの結べている帯と、ダランとしているのがあるの? と聞くので、うーん、付け帯と自分で結んだのの違いかなーと言ったら、
「あれはReady made(付け帯)でしょ?」「この子はきっとSelf tie(自分で結んだの)ね」と次々に判定。なかなか面白かったので、みんなで一緒になってやっていた。それでも尽きない人の波と浴衣の群であったよ。
私は花火大会に行くと知っていれば、張り切って着物で行ったと思うけど、残念ながら昨日はお洋服。品評されなくて良かったと思うべきかな。それにあまりに暑くてノースリーブのワンピースでも汗ダラダラだったから、着物だったらどうなっていたことやら。

ちなみに、花火を形容する表現は、Awesome, pretty, fantastic, colorfulなど。 その場にいたおじさんが、Splendidはどう? とシェリンに聞いたら、ちょっと古い表現ねー、と笑っていた。そんなもんかな。