文章も上手で読み応えあり

日経新聞に連載されている瀬戸内寂聴さんの奇縁まんだらがめちゃくちゃ面白い。最近は名前を聞くことも少なくなってきた昭和の作家たちの話なので、色々思い出してまた読み返したくなる。先週からは女流作家模様が始まって、平林たい子円地文子などを買ってしまった。(奇縁まんだらには出てこないけど、山崎 豊子氏のも) 本をどっさり買って、来週また湯河原の石葉にお出かけだ。クルーズが取れなかったリベンジと言うわけではないけど、近場に1泊でふらりと行くのもいいね。(と負け惜しみ)
ちなみに最近は着物や三味線の本を中心に女流作家をよく読むようになった。特に有吉佐和子一の糸真砂屋お峰連舞乱舞も、一度読み始めたら止まらない一気本。
そうそう忘れちゃいけない。プリズンガールも一気本だった。アメリカの女子刑務所に収監された体験記という究極のドキュメンタリーなんだけど、出てくる囚人や刑務所の職員たちのエピソードが、私が知るかぎりのアメリカ人のイヤな面をまざまざと思い出させてくれて、そうそう、そうなのよねーとすごく共感してしまうのだ。ホントのアメリカを知りたいなら、この本、かも。

有吉佐和子一気読みシリーズ どれもチョーおすすめっ!
一の糸(最後は号泣)
真砂屋お峰(着物の描写にうっとり)
連舞乱舞(日本舞踊界の華麗なる一族模様)