うヒョウ! wow hail!

まさにこの映画のようであった

夕立になりそうな気配満々の中、駅から家に向かって歩き出す。いざ降り出しても日傘を雨傘代わりに使えばいいし、と思ったのは甘かった。家まであと2分というところで土砂降りになって、小さな傘ではとっても役に立たない。ワンピースが下からどんどん濡れてくる。
すぐに映画でしか見たことがないような突風まで吹き出して、家の前はすごい下り坂だし、足元は下駄突っかけてるだけだったので、吹き倒されそうになって慌てて路地に逃げ込む。家まであと5軒というところなのに、突風で飛ばされて転んだら、坂を滝のように流れている雨で流されて、どうなっちゃうかわからないと思うと、怖くて歩けない。避難した所は突風は来ないけど、屋根も無いので濡れるのは相変わらず。もう髪の毛はもちろん、パンツまでぐっしょりよ。
どのくらいそこに立っていたことやら。一向に雨はやむ気配は無いので、意を決して坂を駆け下りて、家に駆け込んだ。すると、屋根や窓がカチ、カチと鳴り出すではないか。何かと思ったら、ヒョウが降っている!
慌てて窓に寄って見れば、物干し竿が半分落ちていて、そこにはぐっしょり濡れたシーツが絡まっている。竿が飛んでったら危ないので、自分もびしょ濡れのままお風呂場まで走っていって、バケツを持って戻って、ヒョウがバチバチ当たる中、水が滴るシーツを手繰って家の中に入れた。
濡れて体に張り付いたワンピースを脱いだり、家の中びしょぬれで走り回ってできた水溜りを拭いたり、もう疲れちゃったよー。
ベランダに干しておいた1週間分の洗濯物もびしょ濡れで水が滴っている。どうしよう、と思って放心していたら、「今ゴルフ終わって、これから宴会ー」というゴルフオヤジG(悔しいから書いてやる。いっつも>100!)からメール。お洗濯のしなおしは、Gにしてもらいますとも。