帯曲がってるけど暑くて直せない。

悔しいから言いたかないけど、暑い。一人部屋で仕事しているので、冷房嫌いの私は当然クーラーは使わないんだけど、あまりの暑さに頭がぼうっとなってくる。パソ子にはずっと扇風機を当てているのに、まるで亀のようにのろくなる。こののろさに私は催眠術にかかったようになってしまう。こういう時、CPUの温度は80−90度くらいになっているとか。お茶が淹れられちゃうね。

夜は風シーツ竹シーツを重ねて、竹の隙間から風が出てくる上で寝ているので、けっこう眠れる。今のところ冷房はつけたことが無い。これは正解だったと思う。

問題は着物で、この国の民族衣装なのになんで着られない季節があるわけ?と毒づいてはみるものの、この季節に着物ですっぽり体を覆い、帯でお腹をぐるぐる巻きにして〆るのは、まるで拷問である。

この前の週末の夕方、着物で麻布十番から芝まで歩いたら、あまりの暑さに目が回った。熱射病の直前だったかもしれない。

もう東京の気温ってのは下がることは無いんだろうか。アスファルトを全部引っぺがして、林立するビルの壁を全部ツタで覆えば、だいぶ違うんじゃないかな、とギラギラ輝くガラス張りのビルの横を、焦げそうになって歩くたびに思うんだけどね。