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出かけようと準備してたら、急に喉が痛くなってヘンな咳が出てきた。近所で塗装工事でもしてるのかと思ったくらい。でもそんな工事はしていないし。咳き込みながら駅に向かって歩きながらはたと気がついた。
もしかして、この新しいブラウスのせいかな？
そのブラウスは新品だということでヤフーオークションで1500円で落とした。ポリエステル100％という表示の割にはツルツルテカテカしたヘンな手触りで、ま、安いし中国製だし仕方ないな、と思って今日はじめて着たのだ。
このブラウスからヘンなガスが出て、私の喉を刺激しているのだろうか？
そう思ったら、絶対そうだと思えてきた。防虫剤か、農薬か、規定量の何万倍もこのブラウスに吹き付けられていたら？　気道がふさがれてばったり倒れる前に、家に戻って着替えたほうがいいんだろうか！？
でも戻って着替える時間はない。どこかに寄って買って着替える時間もない。しかたなくそのまま最初の打ち合わせ先に行った。症状は消えないけれどすごく悪くもならないので、そのままもう一件打ち合わせに行った。毒ブラウスだったら怖いけど、その場で脱ぐわけにもいかないし。外で倒れれば誰かが介抱してくれるだろう。打ち合わせに遅れないために我慢して毒ブラウス着たままでいました、なんてちょと美談かも。(んなわけないけど)
喉が痛いまま、ブラウスは着たまま家に帰って脱いでも痛みと咳は収まらない。毒が残留しているのかな、そのうち消えるかな、と思ったんだけど、やっぱり収まらない。
翌日になってもやっぱり治らないので、ためしにＧの首に私が着ていたブラウスを1時間くらい巻いたままにしてみたんだけど、Ｇは咳はしなかった。つまり、喉の痛みと咳は、中国製毒ブラウスのせいじゃなくて、風邪みたい。なあんだ。このブラウスは着続けることが出来るみたいで、まあよかった。