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これボクのボクのーって感じ

O氏が迎えにきたらマックスは8の字回転で迎えていた。私たちにはせいぜいIの字(立ち上がって両手握手)だったのに。
いきなり他人の家に連れてこられて、3晩も独りぼっちだったんだからしかたないね。最初はそれはそれは心細そうで、O氏が去ったドアの前からなかなか動こうとしなかった。それでも、私たちが台所でご飯作ったり、食卓に食器並べたりしていると自分も仲間に入れてほしくなるらしい。これも一緒に並べてーと足拭き用にとO氏が置いていったゾーキンを咥えて持ってきて、誇らしげに見せる。いったんそのゾーキンを受け取ってからはい。と渡すと、うれしそうにそれにハグハグハグと食いついていた。
ボロボロになったそのゾーキンも持って、マックスは帰っていった。「孫が帰っちゃったおじいちゃんとおばあちゃんみたい」とはGの弁。私はO氏の次のスキーツアーを心待ちにしている。