花が咲いているの、見える?

鉢を西側の窓辺に置いて、ゴーヤを水栽培して日よけにする作戦を今年も実行している。今はやっと窓の半分くらいだけど、梅雨が終わる前には窓全体を覆ってくれるだろう。まだこんなに小さいのに、最初の花が咲いた。ゴーヤの花は、ほんのりと甘い香りして、どんな芳香剤を置くよりもずっといい。
ゴーヤは茎から細いつるを出して網戸にしっかりと絡みつくので、支柱を立てたり紐で誘引したりする必要はない。ただ、なすがままにしておくとまっすぐ上がってしまい窓全体を覆わないので、右に左に蛇行して窓全体に広がるように、毎朝手で矯正している。それでも上に伸びちゃった芽はゴメンと言いながら摘んでしまうと、茎の途中から違う芽が出るので広がりやすくなる。
水栽培で西日だけが当たる窓辺ではたいした収穫は望めないけど、それでも去年は2-3個は実がついた。最近注目の農業ビジネスだけど、特集したテレビで代々の農家の人が「農業ってのは経験産業なんですよ」と言っていたのが印象的だった。確かに、毎年ゴーヤを外に植えたり家の中で育てたり、いろいろ変えて試してみて、うまい栽培法はこれかなとやっとわかってきた気がする。なんせ目的は西日で炎上するトイレの日よけ作りなので、日が翳って花の芳香もするこの方法は、実入りは少ないけど最適なのよね。