京都生まれのK子ちゃんも合格の味

行列で有名なお好み焼き屋サンに、K子ちゃんと行く。匂いがついたらじゃぶじゃぶ洗えるように、私は木綿の着物に木綿の帯。K子ちゃんは、いつもの舶来もののお洋服。どれもがふたケタ万円と思われるものばかりお召しだけれど、両親ともお医者様のおうちに育ったK子ちゃんは、小さい頃からそれを着ていたので、そういうものしか知らないんだとか。
開店と同時に入れたので、並ばずに席が取れてラッキーと喜んでいたら、お店の人が私にだけ前掛けエプロンを持ってきた。お着物が汚れるといけませんから、って。汚れちゃいけないのは本当はK子ちゃんのお洋服のほうなんだけどナー。
私がそう言って、K子ちゃんもエプロンゲット。二人で仲良くエプロンつけてお好み焼きを頂きました。