このまま栽培したら稲になるのかな

うちで食べる玄米は、半日水に浸す→その後ざるに空け朝晩水をじゃーとかける という栽培方法で、発芽させてから炊いている。冬は発芽が遅くて、3日たっても4日たってもあんまり変化が無いように見えたんだけど、暑くなってきたらぜんぜん違う。ざるに空けて1日で、もうチョロと根が出てくる。そして、甘いような酸っぱいような匂いがしてくる。

お酒の会社に勤めていた私にはこれは懐かしい匂いで、つまり麦芽を作る時の匂いに似ている。穀物が芽を出そうと蓄えている養分を糖や酵素に変えている証(のハズ。うろ覚え)だ。つまり、養分が活性化されているってことなんだけど、知らなくて嗅いだら「やだこのお米、腐ってルー」と思うかもね。そうじゃありませんので、念のため。

発芽玄米、おいしーよ。特に圧力鍋で炊くと。だから最近はがんばって毎回圧力鍋で炊くようにしている。多めに炊いて余った分は冷凍して、解凍して食べるのと鍋で炊いたのを食べるのとをうまく組み合わせれば、炊く手間はそんなに苦じゃない。今のところはね。
なので、使わないので場所を取るだけになってしまった炊飯器は、今や発芽玄米の栽培器となっている。ザルを直接台所に並べるよりは、見栄え的にだいぶましだ。いい思い付きだわ。このご時世ながら余剰人員にも役割をあげることが出来たし。